東北大学歯学研究科歯科医用情報学分野

東北大学病院 外来のご案内

診療時間  平日 8:30~17:15
診療受付  平日 8:30~11:00
再診受付機 平日 8:00~17:15
休診日  土・日・祝・年末年始(12/29~1/3)
TEL022-717-7000 顎口腔画像診断科直通 022-717-8391
時間外・休診日022-717-7024

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診療紹介

顎口腔画像診断科では、院内や院外から依頼の画像検査・画像診断を専門として診療しています。
我われは他に、
周術期口腔健康管理部(手術や放射線化学療法の患者を対象に口腔疾患の診断・治療)、
口腔内科リエゾンセンター(口腔内科的疾患の診断・治療)、
等において診療にあたっております。

私たちは、これまで当教室で継承してきた診断の重要性について、 多くの患者さんの症状や疾患から気付かされ、学ばせていただいています。 今後とも、真摯に診療・研究に取り組んで参ります。


頭頸部の画像診断

・頭頸部の画像診断では頸部領域や顎口腔疾患に関連する領域の画像診断を扱います。

・近年の画像診断は視覚的な評価(定性的評価)だけでなく、 細胞密度や糖代謝、血流などを定量化(数値化)して診断に役立て、 近い将来はAI(人工知能)による解析・診断が期待されています。

・画像情報から得られるデータは膨大であり、最近は遺伝子情報などと組み合わせた AI解析研究が注目されています。[Radiomics:研究紹介のページ参照]


頭頸部腫瘍センター・Head and Neck Cancer Board

・頭頸部腫瘍センター Head & Neck Cancer Boardでは、 耳鼻咽喉頭頸部外科や歯科顎口腔外科など多くの診療科が集まり、 毎週、カンファレンス(Head and Neck Cancer Board)にて診断および治療方針を決定しています。 当科は画像診断にもとづく病期診断をコメントしています。

歯科インプラントの画像診断

・歯科インプラント治療においてCTの画像診断は必須となっています。 さらに、診断だけでなくCT画像を用いた埋入シミュレーション~サージカルガイド製作まで 一連の治療に利用されています。

・東北大学病院歯科インプラントセンターのカンファレンスで、 当科は画像診断およびCT画像の利活用を担当しています。



当科への画像検査/診断のご依頼

・当科でインプラント術前CT、顎口腔疾患に対するCT撮影依頼を承ります。
各種疾患の3D画像診断のためのCT検査やインプラント治療のために、 CT撮像のご依頼をお待ちしております。

歯科インプラント用CTは私費撮影となります。

 初診料を含めて、約35,000円(シミュレーション代:約10,000円含)

⇒インプラントCTを含めた画像検査についての紹介方法は、
画面右の”診療Topicsの画像検査依頼”から、東北大学病院HPにて詳細をご確認ください。

全身疾患・周術期・放射線化学療法・骨吸収抑制剤使用患者の口腔内精査・画像診断

・近年、手術前後に口腔管理・歯科治療を行うことにより、術後合併症の抑制につながることが明らかとなり、 がん手術、放射線療法、化学療法、心臓手術、臓器移植などを受ける患者に対する「周術期口腔機能管理」が非常に大切で、国策として推進されています。

・ビスフォスフォネート製剤などの骨吸収抑制剤は、骨粗鬆症や悪性腫瘍の骨転移の治療薬として使用されていますが、 顎骨壊死の副作用があることが問題となっています。

・当科は、東北大学病院 周術期口腔健康管理部での診療に積極的に参加し、 全身疾患の画像所見とそれに対する口腔領域の診断・治療方針の決定、歯科治療を行っています。


周術期口腔健康管理部カンファレンス

・周術期口腔健康管理部では、毎日夕方に新来患者症例に対する診断・治療方針をカンファレンスにて共有しています。

口腔診断学/口腔症状と全身疾患

 [全身→口腔症状:脳腫瘍による歯の痛み]
右下の歯と舌の痛み。びりびりとした痛みが突然出現し、1分間くらいで治まる。近医歯科から当科紹介。 原因は脳腫瘍が三叉神経を巻き込み、歯や舌の痛みを引き起こしていた。

 [口腔→全身症状:原因不明の関節痛]
全身の関節痛、歩行困難。関節症状の直前に奥歯の痛みがあり、紹介来院。右上の奥歯に大きなう歯があり、抜歯。 その夜に高い熱が出ましたが、翌朝は熱も治まり関節の痛みもすっかりよくなった。

口腔内科学/口腔内科的疾患-口腔症状と全身疾患

 [全身→口腔症状:鉄欠乏性貧血による舌の痛み]
舌や頬の粘膜のヒリヒリとした痛み。顔色や口腔粘膜は青白く、貧血症状を呈していた。爪は薄くなり、そり返ってスプ-ン状。血液検査の結果、鉄欠乏性貧血でした。

 [口腔→全身症状:歯周病による手掌足底の皮膚病変]
手のひら、足裏の小水疱で皮膚科受診、掌蹠膿疱症と診断。掌蹠膿疱症は、歯周病などの慢性炎症が原因となりうることから、皮膚科医より紹介。原因と考えられる歯周病の治療を行った結果、皮膚病変はきれいに治りました。

診療Topics紹介

研究Topics紹介

お問い合わせ

東北大学大学院歯学研究科

歯科医用情報学分野

飯久保 正弘
980-8575 仙台市青葉区星陵町4-1
E-mail: